記念すべき第一作目いまや、ビューティーライターの本が出ていますが、その多くは「メイク論」や「ハウツーメイク」・・・。
メイクは流行によって左右されます。
だからこそ、齋藤薫のいう「精神論」で、「綺麗になりたい」という欲望を分析し、メイクの本当の意味を考え直したほうがいいと思います。
そして、そのほうが「ハウツーメイク」より、綺麗になれる近道な気がします。
「付け焼刃じゃない綺麗」を、齋藤薫は訴えています。
最近、齋藤薫は「精神論」に流れ気味・・・。
などと評されることもあるようです。
しかし、ここまで「綺麗」というテーマで「精神論」を真摯に、訴え続けているビューティーライターはいません。
そして、齋藤薫が他のビューティーライターと一線を画するのは、まずは、文章力のうまさです。
そして、客観性、分析力、観察力、そして、「綺麗」に苦しむ女性への愛情。
だからこそ、齋藤薫の文章には、心が揺すぶられるのです。
「アイラインの引き方」や「チークの入れ方」だけでは、心がひっくりかえるような感動が引き出されることは、ありませんから。
ロボット、サイボーグ、AIの思想史日本でも早くから紹介されてきたサイバーパンクSFに触発されて書き始めた筆者の評論をまとめた本だそうである。しかし、永瀬氏の関心がサイバーパンクだけでなく、ロボットやサイボーグなど人間と機械の身体論的な関係を扱ったSF全般に向かったことで、非常に興味深いSFと科学の思想史になった。『メトロポリス』『宇宙の戦士』など欧米の古典SFや、忘れられた作品への身体論的、或いは社会思想的なアプローチはSFファンならずとも興味深く読めるだろう。
また、人型ロボットの実現やサイボーグのSF小説への導入に関して日本が欧米よりも進んでいたという事実がちゃんと指摘されているのは、日本のSFファンとしては嬉しい。
日本語で読めるこの種の本がこれまでなかったという意味でも重要な文献なのではないだろうか。
